の り た ま O R T 登 頂 記

 

<その9>

 

OxfordReading Tree)のHPこちらから

 

ORTは Oxford Reading Treeのこと。

つまり読む力をつけることが目的で作られたイギリスの国語の教科書です。

にもかかわらず今までは彼は本来の「読む」というよりもお話を「楽しむ」こと「聞く」ことから自然に「暗唱」したり、原文を元にストーリーを「リテル」したり、自分の生活と絡めたストーリーを「創作」したりしてきました。

このようにORTを毎週のレッスンで取り入れてから約一年。知らず知らずのうちに読む力がついてきました。

毎回レッスンでは絵本の文章を指差しながら、テープを聞くことを繰り返し、最終週に全文を読むチャレンジをするのですが、それだけでは単に文章を耳で覚えてしまったのか、読めているのか判断に難しいときがありました。というより、一緒に学んでいる5年生のHirokoちゃんは明らかに、単語を一つずつ確認しながら流れに沿って呼んでいる感じがあるのですが、のりたまの場合は文章をダダ〜っとノリで読んでいるようなところがあって、どちらかと言うとやはり暗唱しているのでは、と思っていたのです。

ただし、新しい絵本に入ったときの最初のレッスンでは、ORT Dictionaryをつかって新出動詞や名詞を確かめているので、単語一語レベルで読むなら、なんとかフォニックスの法則の助けも借りてできるようになってきているのでは?とも思っていました。

さてある晩、以前生徒たちにリーダー教材として使っていたSchool Zone社のStart to Readシリーズのレベル1の中から数冊取り出して、ためしに開いたところ、初めてにもかかわらず完読しました。レベル1ですから、彼が学習しているORTのレベル2よりも平易な内容なので、当たり前なのかもしれませんが、前述のように彼が本当に読めているのか、今ひとつ確信できなかった私には、この出来事はすばらしい収穫でした。

彼が読んだのはThe Good Bad Cat.とても簡単な内容です。以下、少しご紹介します。

 

The cat ran under the chair.

“Bad cat!”

The cat ran over the game

“Bad cat!”

(中略)

The cat saw a mouse.

So did everyone else.

 

The mouse ran under the chair,

Over the game,

And across the table.

この程度かと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、日本語オンリーの環境のなかで、少しずつであっても確実に進歩していることを先生として嬉しく思います。

ORTの木をこの調子でドンドン登って、そのうちにレベル5あたりを音声を頼らずに1人でニヤニヤしながら黙読してくれる日が遠からず来ることを信じています。

このページでその経過をまたご報告できたら嬉しいです。

のりたまに限らず、うちの生徒全員がそのようになってほしいし、ORTに限らず他の英語の本も、そういつかはHarry Potterの原書なども自力で読めるようになってほしいな。

 

またORTクラスと平行してOSTを使ったクラスのレッスンに出ている彼は、その中のワークブックでcomprehensionも同時にチェックできています。ワークブックがついていると言うことは英語を外国語として学習する者には、やはりたいへんありがたいことです。

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